白髪って一晩でなることもあるの?ストレス白髪の原因と予防法

ものすごく怖い思いをしたら一晩で髪が真っ白に…。なんていうエピソード、小説やマンガなどによく出てきますよね。

 

人は強いストレスや恐怖を感じると血管が縮小して血行不良になったり、動悸が激しくなって体調が悪くなったりしますが、それで白髪になるという可能性はあるのでしょうか。本当に一晩で白髪になることってあるのでしょうか。

 

白髪になる原因と予防

  1. 一晩で白髪にはなりえない!
  2. ストレス白髪!その予防法とは?
  3. マリー・アントワネットは白髪になった?

 

人間の髪は1日に0.2〜0.5mmくらい伸びていきますが、その伸びるペースに合わせてメラニン色素が生み出されるため、髪には色がついています。

 

このメラニン色素を生み出す色素形成細胞のメラトニンに異常があると、その毛根からは白髪が生えてくるようになりますが、今生えている髪が白髪になることはあり得るのでしょうか?

 

|一晩で髪の色素が抜けてしまうことはない

 

一晩で白髪になるということは、今生えている髪の色が抜けて白くなるということですよね。毛根から伸びている髪の色素が一晩で抜けてしまうことは、可能性としてまずあり得ません。

 

なぜなら、髪のメラニン色素を分解したり髪の外に排出するようなメカニズム自体が存在しないからです。ヘアカラーなどで髪の元々の色を抜く場合、強い薬剤で時間をかけてブリーチを行ないますよね。それくらい、髪の色を抜くのは大変なことです。

 

ストレスや恐怖で白髪が増えることはあるものの、それは新しく生えてくる部分が影響を受けるので、生えている髪は黒いのに根元だけが白いという現象になります。

ストレスで白髪を増やさないための予防法

極度のストレスや恐怖で一晩で白髪になることはありませんが、何らかの理由で大きなストレスや恐怖を感じると、メラトニンがダメージを受けてしまい、そこから生えてくる髪がすべて白髪になってしまうことはあります。

 

大きな病気をしたりストレスを感じたりすると、体の中ではTGF-β(ベータ)という物質が放出されます。TGF-β(ベータ)が放出されると毛包幹細胞はダメージを受け、色素形成細胞メラトニンの働きが弱まります。

 

そうなるとメラニン色素を作り出すことができなくなるので白髪はどんどん増えていきます。

 

ストレス白髪を増やさないポイント

  • 普段から健康に気をつけてストレスを貯めない
  • 病後の回復期に無理をせず体を休める

 

TGF-βの放出が一時的であれば、一旦は白髪が増えてもまたメラトニンの働きが正常に戻った時に白髪を減らすことができます。

 

ストレス白髪を長引かせないように、病気やストレスを早目に改善できるように気を付けること、睡眠不足や一日の数時間はリラックスした時間を持つ生活を心がけましょう。

マリー・アントワネットは処刑のショックで髪が真っ白になった?

ベルサイユ宮殿

髪が一晩で白髪になったといえば、フランス革命で1793年に処刑されたマリー・アントワネットが処刑の宣告に恐怖して髪が白くなったという話が有名ですよね。

 

しかし、マリー・アントワネットの髪は一晩で白髪になったわけではありません。

 

マリー・アントワネットはもともとブロンドだったといわれていますが、美容のために肌や髪に小麦粉をふりかけていたそうで、肖像画に描かれているほとんどが白髪になっています。

 

彼女が処刑宣告で白髪になったという説の真相は、フランス革命勃発から処刑までには3〜4年の年月がたっているため、その間大衆はマリー・アントワネットの姿を目にする機会がありませんでした。

 

死刑執行で久しぶりに見た彼女の髪(処刑人に根元から切り落とされた髪の束)が白かったという印象だけが一人歩きをしているのです。

 

この白髪がもともとの髪色だったのか、身柄を拘束されていた数年間のあいだに白髪になったのかははっきり分かりませんが、一晩で白くなったという事実はありません。髪の色をつけるメラトニンは、さまざまなことが原因となって働きが弱まることが分かっています。

 

ストレスや病気もメラトニンのダメージの大きな原因になりますから、白髪を増やしたく無いと思ったら、普段から健康に気を配って元気な毎日を送るというのが何より大切なことですね。